「農薬散布をドローンに切り替えたいけれど、機体価格が高くて踏み切れない」そんな声を現場でよく耳にします。
たしかにDJIの農業ドローンは決して安い買い物ではありません。しかし、国や自治体の補助金を上手に活用すれば、自己負担を大きく減らして導入できるのをご存じでしょうか。
この記事では、2026年に日本で発売された最新機種「DJI AGRAS T25P」「DJI AGRAS T70P」の特徴と価格、そして農業用ドローンに使える補助金の基本を、できるだけかんたんに解説します。
1. 2026年 DJI農業ドローン最新ラインナップ

2025年11月、DJIから新世代の農業ドローン「T25P」「T70P」が日本で発売されました。どちらも新しい散布システム4.0と安全システム3.0を搭載し、前モデルより「速く・正確に・安全に」進化しています。
DJI AGRAS T25P ── 機動力にすぐれた、コンパクトモデル
折りたたみ設計で持ち運びやすく、少人数でも機動的に動ける小回りの利くモデルです。
- 液剤タンク 20L / 粒剤タンク 30L
- 散布幅 約5m(噴霧)・約8m(粒剤散布)
- ミリ波レーダー+三眼ビジョンによる障害物回避、夜間対応のナイトビジョンFPV
- 折りたたみボディで軽トラへの積み下ろしもラクラク
中小規模の圃場や、点在する複数の田んぼ・畑を効率よく回りたい作業にぴったりの一台です。
安全・法令面のポイント:農薬散布は「特定飛行」にあたり、周囲の安全確保が欠かせません。花縞では、操縦者と補助者(監視者)の2名体制での運用を基本とし、安全で確実な散布ができるよう指導しています。
希望小売価格:2,912,800円(税込)〜 ※あくまで参考価格であり、セット内容により変動します。
DJI AGRAS T70P ── 散布から運搬までこなす、効率重視の大型モデル
「とにかく作業効率を上げたい」「広い圃場を短時間で終わらせたい」という方向けのハイエンド機。最大70kgの積載能力を持ち、農薬散布だけでなく資材・収穫物の運搬(吊り下げ運搬65kg)までこなします。
- 液剤タンク 70L / 粒剤タンク 100L(70kg)
- 最大飛行速度 20m/s、粒剤の流量は最大400kg/分
- 前モデル比で作業効率アップ、消費電力を抑えた省エネ設計
- AR表示付きの高度な障害物回避、9000Wの超高速充電に対応
大規模農家や、散布を請け負う農業支援サービス事業者の主力機として活躍します。
希望小売価格:3,477,210円(税込)〜 ※あくまで参考価格であり、セット内容により変動します。
かんたん比較表
| 項目 | T25P | T70P |
|---|---|---|
| タイプ | コンパクト・少人数向け | 大容量・効率重視 |
| 液剤タンク | 20L | 70L |
| 粒剤タンク | 30L | 100L(70kg) |
| 散布幅(目安) | 噴霧5m / 粒剤8m | 噴霧7m / 粒剤10m |
| 運搬(吊り下げ) | ― | 最大65kg |
| 希望小売価格(税込) | 2,912,800円〜 | 3,477,210円〜 |
※価格・仕様はDJI公式の希望小売価格です。構成やオプションによって変わります。
2. 農業用ドローンに使える補助金

農業用ドローンは「スマート農業」を代表する機械として、多くの補助金の対象になっています。ここでは代表的な制度を、かんたんに整理します。
① 農業向けの補助金(農林水産省の支援)

農林水産省は、スマート農業の普及に向けてドローン導入を支援する事業を毎年度用意しています。
代表的なものは次のとおりです。
- 融資と組み合わせて導入するタイプ(経営体育成支援 など) 補助率の目安は事業費の3/10以内、上限は300万円ほど。
- スマート農業・農業支援サービスの推進事業 年度によって公募される事業では、補助率が1/2〜2/3、上限が1,000万円クラスになるものもあります。
② 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金(経済産業省・中小企業庁の支援)

2026年、これまでの「ものづくり補助金」は「新事業進出補助金」と統合され、「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」という新制度になりました(運営:中小企業基盤整備機構)。中小企業・小規模事業者の設備投資や新事業への挑戦を後押しし、生産性向上・賃上げにつなげることを目的とした制度です。
目的に応じて、次の3つの枠から選んで申請します。
- ① 革新的新製品・サービス枠:革新的な新製品・新サービスの開発を支援
- ② 新事業進出枠:既存事業とは異なる新市場・高付加価値事業への進出を支援
③ グローバル枠:海外市場開拓(輸出)に向けた国内体制の強化を支援
補助率:中小企業は1/2(条件により2/3)、小規模事業者は2/3
- 補助上限:枠や従業員規模により750万円〜数千万円(賃上げ特例が使える大きな枠では最大9,000万円クラスも)
- 注意点:単に機体を購入するだけでは対象になりません。「農業ドローンを活かした新サービスの立ち上げ」「新たな事業展開による生産性向上」といった取り組みとセットで活用するのが基本です。付加価値額や賃上げに関する要件(3〜5年の事業計画)もあります。
この制度は2026年に新しくなったばかりで、補助率・上限・要件は公募回ごとに変わります。最新の公募要領(中小機構の公式サイト)で必ず確認してください。事業計画書の作りこみが採択のカギになります。
③ 自治体(都道府県・市町村)の独自補助金

お住まいの地域によっては、県や市町村が独自に補助金を用意しています。
- 補助率の目安は1/3〜1/2、上限は30万〜500万円ほどが中心
- 機体だけでなく、操縦者の資格取得(スクール費用)を補助する制度もあります
- 花縞のある千葉県でも、スマート農業関連の支援事業が実施されています
ポイント:補助金は「年度・地域・申請者の要件」で内容が毎年変わります。 「今年どの制度が使えるか」「自分は対象になるか」は、必ず最新の公募情報で確認することが大切です。
具体例:補助率が使えると、負担はここまで下がる
たとえば 希望小売価格 約348万円のT70P を導入する場合——
| 使える補助率 | 補助される額(目安) | 実質の自己負担(目安) |
|---|---|---|
| 1/2 | 約174万円 | 約174万円 |
| 2/3 | 約232万円 | 約116万円 |
350万円クラスの機体が、条件次第で実質100万円台まで下がる——これが補助金を活用する最大のメリットです。
※上記は分かりやすさのための概算です。実際の補助額は制度の上限・対象経費・審査結果によって変わります。
申請の大まかな流れ
- 公募情報の確認(使える制度・締切・要件をチェック)
- 事業計画の作成・申請(多くは「eMAFF」での電子申請。gBizIDプライム等のアカウントが必要)
- 採択・交付決定 → 機体の発注・導入
- 支払い・納品 → 実績報告 → 補助金の受け取り
申請には書類の準備や計画づくりが必要で、慣れていないと手間に感じる部分です。ここをサポートできるパートナー選びが、導入成功のカギになります。
補助金のことは、花縞までお気軽にご相談ください。 花縞は、ものづくり補助金をはじめ各種補助金の活用サポート実績が多数あります。「今年うちで使える制度はある?」「対象になるか知りたい」「申請の書類づくりを手伝ってほしい」そんな段階からでも大丈夫です。制度探しから申請サポートまで、経験豊富なスタッフがお手伝いします。
3. なぜ、株式会社花縞で購入するのか
機体はどこで買っても同じ、ではありません。「買ったあと、本当に使いこなせるか」ここに大きな差が出ます。
株式会社花縞は、ドローン専門会社として7年目を迎えました。農業・産業・物流と幅広い分野で事業を展開し、これまでに累計3,500ha以上の農薬散布実績を積み重ねてきた会社です。
私たちの強みは、単に機体を販売するだけでは終わらないこと。操縦技術や日々の使い方はもちろん、「どう飛ばせば効率的か」「どうすれば安全に、そしてより正確に散布できるか」現場で数えきれないほどのフライトを重ねてきたからこそ分かる“実際の動き”まで、しっかりお伝えします。
さらに花縞では
- 国家資格(1等)・4,000時間以上の飛行経験を持つスタッフが、現場目線で操縦・運用を指導
- 自社ドローンスクールを運営。買って終わりではなく、使いこなせるところまで伴走
- 圃場や作物に合わせた最適な機種・構成の提案(T25P/T70Pどちらが向いているかも一緒に検討)
- ものづくり補助金をはじめ各種補助金の申請サポート実績が多数。情報提供から書類づくりまで、なるべくおトクな導入を後押し
- 導入後の点検・メンテナンス・トラブル対応まで、地元に根ざしてサポート
「機体を売る会社」ではなく、「あなたの散布作業を成功させる会社」でありたい。それが花縞の考え方です。



まとめ
- 2026年の最新機は、少人数でも扱いやすいT25P(約291万円〜)と、大容量・運搬もできるT70P(約348万円〜)
- 農業用ドローンは補助金の対象。農水省の補助金・新事業進出・ものづくり商業サービス補助金・自治体の制度をうまく使えば、350万円クラスの機体が実質100万円台になることも
- 補助金は年度・地域で変わるため、最新情報の確認と、申請に強いパートナー選びが重要
「うちの圃場にはどっちが合う?」「今年使える補助金は?」——そんな疑問も、まずはお気軽にご相談ください。機種選びから補助金申請、導入後のサポートまで、花縞が一貫してお手伝いします。
本記事の価格・仕様はDJI公式サイトの情報(2026年時点の希望小売価格)に基づいています。補助金の要件・補助率・上限額は公募年度や地域によって異なります。最新の内容は各制度の公募要領をご確認ください。